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2021/11/19

「現代の名工」に選ばれました

弊社顧問 楠本好行が、

令和3年度卓越した技能者「現代の名工」に選ばれました。

全国で150名、金属加工等の職業部門7名の代表として、

令和3年11月8日に厚生労働大臣より表彰されました。

 

 

<制度の概要>

卓越した技能者を表彰することにより、

広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させ、

もって技能者の地位及び技能水準の向上を図るとともに、

青少年がその適性に応じ、誇りと希望を持って技能労働者となり、

その職業に精進する気運を高めることを目的としている。

 

<技能功績の概要>

長年にわたり精密金型の開発及び精密小物部品の試作品製作に従事し、

精密プレス加工のすべての工程を熟知している。

自動車関係のコネクタ端子やカメラ関係の電子接点などの

精密小物部品の製作の際に、ロボットによる量産加工を可能としつつ、

求められる品質機能を充足した図面以上の形状を具現化することができる。

精密金型製作の精度は、工作機械加工の限界精度を超えた〇.五μの精度を

実現している。

また、豊富な知識と経験を基に生産支援室の顧問として

後進の育成にも尽力している。

 

<若い時からものづくりを楽しみ技能を習得することが幸せ>

生まれ育った九州を離れ、15歳の時に三光製作所へ入社する。

当時の社長の薦めで豊橋工業高校に入学し、

会社で技能を習得する傍ら学校で基礎を学ぶ日々を過ごした。

最初に経験した仕事は、足踏みプレス機を使用して部品を

一つずつ手で加工する作業であった。

カメラ部品の製作には、高い工作機械精度が求められる。

入社した当時は機械が充実しておらず、切り刃を長持ちさせるために

苦労しながら手作業を行っていた。現在はデジタル技術で

誰でも簡単に物を作れる時代となったが、

「良い物を仕上げる決め手となるのはやはり『勘と経験』だと思う」と、

長年の修業とそこから得た数多の成功・失敗の経験を重視している。

油と汗にまみれ仕事一筋で過ごした半生を振り返り

「若い時からものづくりを楽しみ技能を習得することが幸せ」と語る。

現在は自身にとって孫のような若手技術者の育成に精進している。

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